「キミノココロ」制作エピソードsideりりす(作詞/ＭＶ)

MJKALY楽曲第二弾「キミノココロ」は、MJKALYメンバーに最初に共有された曲でした。

その後ジンくんの「めぐりしメモリ」が先に完成してMJKALYのファーストナンバーとして発表されましたが「キミノココロ」が実質あたしの作詞・歌入れ初作品となります。

この曲には「特別なもの」という仮タイトルがついていてボーカロイドの歌も入っていました。モツンが、

「歌詞は仮で入れてあるだけなので歌いやすいように変えてくれてＯＫ」

って言ってくれて、「わーい(∩´∀｀)∩」てなりました。

作詞は昔からやってみたかったことのひとつ。

嬉しくて嬉しくて何度も曲聴いて。

胸にきゅんとくる純粋で優しいキラキラしたメロディからイメージして「幸せな切なさ」をマイテーマにしました。

切ないけど、泣きそうになるけど、悲しい辛い感情ではなくて、愛しいとか恋しいとか懐かしいとかそういうたぐいの切なさを表せたらいいなぁ。と。

歌詞考えるのが楽しくって、男声視点歌詞、女性視点歌詞など数パターン作ってついでにSLネタ歌詞も作ったｗｗ

あ、そうそう、カラオケ音源にして欲しいというニッチな要望をうけてモツンがカラオケ音源を作ってくれたので、カラオケ版動画も作ってみました。

あえてのダサいテロップ。そして文字色が変わっていくカラオケ風味処理、地味に大変だった頑張った笑　良かったら歌ってﾐﾃﾈ♪

さて、メンバーで投票した結果、提出した歌詞の中から「女性視点歌詞」が採用となり、

歌の練習にはいろうとしてたら、あたしのパートナーからダメ出しが入りました。

え、投票時に無言だったのにイマサラ？

「冒頭の辻褄があってない、情景が浮かんでこない、後半にもう少しインパクトのある言葉が欲しい」

メンバーみんなからも作曲者のモツンからもＯＫをもらった歌詞にこの厳しいダメ出しですよ、鬼か。

「辻褄あってなくないもん」

「いやここ変だって意味がわからない」

「わかるもん」

「絶対もっと良くなるから書き直そうよ」

「えーーー」

「俺も考えてみるから😊」

「・・・わかった♥考えたの見せてね」

～翌日～

「考えた？」

「考えてみたんだけど・・・」

「ｗｋｔｋ」

「・・・なにひとつ浮かばなかった( 'ω' )」

「・・・(怒｀ε´ )」

結局、一人で書き直しましたｗ

ボコボコに言われっぱなしでは悔しいしそこから三日くらいかけて練り直し。

コレデドーダっと見せたら「良くなった」って褒めてもらえて、一安心。

そしてやっと歌入れにはいれたのですが、この曲難しかったーーーーー

ここから今度は歌の特訓開始です、

歌ってみたのを聴いてもらうとパートナーがうーん、って言いながら

「じゃ、こういう練習をしてみようか＾＾」って指示をくれるので

その練習→歌って聴いてもらう→次の練習の指示をもらう→繰り返し

具体的には、

• 声を出さずに息だけで歌う練習
  
• 短く息を連続して吐く練習
  
• 拍を数えながら聞く、歌う練習
  
• 低音から高音へ、高音から低音へ地声で長く発声する練習
  
• ミックスボイスと裏声の違いを把握する
  

などなど。

あたしは声の出し方がちょっとヘンらしくて、低音を歌う時と高音を歌う時で声の質というかキャラが変わってしまうので、低いところも高いところも同じ声の質で歌えるように練習しました。

もともと歌がうまいわけでもボーカリスト志望なわけでもなく、音楽知識もない、ただのカラオケ好きのド素人なのでこんだけ練習してやっとココマデ、って感じですが　練習して本録音してモツンに渡した音源をパートナーにも聴いてもらって

「音程は大体よくなったし声もちゃんと出てる＾＾いいんじゃない？」

て褒めてもらった、そのあと、

「うーん、音程よくなったら、リズムが気になるな…ｗ」

と苦笑されました、ハイ。

音程に気を付けてちゃんと声を出すように歌詞を間違えないようにあれこれ気を取られ

だんだん歌が音楽に遅れていってしまってる状態があたしの限界でしたｗ

モツンがＭＩＸでそのへんの残念なテンポずれはしっかり修正してくれています♥

すごいね、ＭＩＸてすごいね、

ジンくんの「めぐりしメモリ」のときも本当びっくりしたけど音程はずしてるところも直っちゃってるんだYO！

「キミノココロ」の録音を終えた少し後ぐらいに、パートナーはリアル事情によりＳＬ活動休止してしまいましたが

きれいに修正された完成音源を聴いて驚いているんじゃないかな～

動画ソフトの扱い方も教えてもらっていて、2016年夏にＩＷで開催したみさきフェスでのライトショーの動画は、彼が撮影した素材をあたしが編集したんですが

今回のＭＶ制作は初めて撮影も編集も一人でやってみました。

動画制作は楽しいけれど、ひとりでの孤独な作業は寂しくて辛かった。

それまでずっと一緒に作業していたし、わからないことがあったりここどうしようって悩んだり詰まったりしたら相談にのってもらったり指導してもらっていたので、孤独感に何度もへこたれそうになったけど、そんなときはMJKALYのメンバーに支えてもらって、色々チェックしてもらったり、未完成品を見てもらって助言を仰いだりジンくんに提案してもらったシーンを追加したりして完成させました。

出来ないことだらけだけどちょっとずつ出来ることが増えていくのが楽しい。

自分のダメなところ足りないところフォローしてくれる友達や

褒めたり励ましたり認めてくれる優しい仲間がいてくれる、

完成した作品を応援してくれるひとがいっぱいいて嬉しい。

そんな「楽しい」「優しい」「嬉しい」に関わることが出来る幸運と、

あたしを支えてくれるすべての方たちへ、感謝を込めて。

りりす（2017/06/14）